専門用具

(1)グローブ  

「最もオーソドックスな用具」

ゴレイロの用具として、最もオーソドッグスなのがキーパーグローブ。サッカーのを流用したり、フットサル専用のものを使ったり。また、競技志向では素手もよく使われる手段。自分にあったグローブを選択しよう!

  1. ロングフィンガータイプ
    いわゆるサッカーで使われる一般的なグローブ。価格は3,000円前後~15,000円位のものまで多種多彩。高価なものには、突き指を防ぐ反り返 り防止の針金入り。
  2. 指切りタイプ
    フットサル専用型。指の先がカットされており、素手でボールを掴む感覚に優れる。最初に購入する際、どれか迷う場合はここからスタート。価格は3,000 円~5,000円。
  3. 素手
    競技志向選手や常に屋内コートでプレーする選手向き。フットサルはサッカーと違い、シュートや強い球をキャッチする必要がないため、特にスローを重 視する競技プレーヤーに好まれる。本場スペインリーグでも素手の選手は非常に多い。

(参考情報)

【テーピング】
週末プレーヤーにとって、日常生活や仕事に影響のある怪我は最も怖いもの。特にゴレイロに最も多いのが「突き指」。面倒でも、利き手の人差し指と中指の第二関節にテーピングを巻いておくと、突き指防止に効果あり。これをしっかりやることで、ロングフィンガーの高価なグローブの代替機能にもなるので留意されたい。

【両面テープ】
競技プレーヤーは審判に咎められる可能性があるため、週末プレーヤー向け。ハンドボールプレーヤーが屋内コートで使う両面テープを使うと、手にボールが吸いつくので非常にお薦め。特にボールが握れない選手や、ロングスローを精度高く投げたい選手。

ただし、屋外コートでゴムチップ入りのコートには不向き。モルテン社の製品が代表。

(2)防具あれこれ

「怪我防止こそ週末プレーヤーに必要」

何かと怪我の絶えないゴレイロ。防具はなくても良いが、あればあるだけ怪我の可能性が減るのも事実。怪我防止にどこまで投資し、避けるための努力をするか。自分のプレーするレベルや、仕事への影響度を踏まえて判断しよう!

  1. ひざ当て  (必要度)★★★★★
    ひざを防護する道具。フットサルは地面をすべる機会が多いため、何らかの防護策は講じるべきであろう。内臓したフットサル専用のロングパンツを購入するか、バレーボール用の厚めのひざ当てを推奨。
  2. ひじ当て  (必要度)★★☆☆☆
    同じくひじ用。サッカーもしくはフットサル専用ユニホームであれば、ほとんどの場合は標準装備。購入する場合は、同じくバレーボール用等になるが、あまり 大きいものをつけるとスローの邪魔になる。通常、それほど必要としないので、ユニホームでカバーしたい。
  3. シンガード大  (必要度)★★★☆☆
    シンとは「すね」のこと。いわゆる「すね当て」。FP用のものは、大小様々なものがあるが、GK用にくるぶしのガード機能がついた 大きいシンガードが購入できる。特にゴレイロは すね部分の激突の可能性が高いので、なるべく全面をカバーする大き目タイプを推奨する。
  4. ファールカップ  (必要度)★★★★☆
    下腹部をガードする専門の用具。ゴレイロは誰でも一度はこの強烈な痛みを体験することになる。特にビギナークラスほど、相手が目の前で思いっ切り蹴ること が多いので必要性が増す。通常、野球用のものを流用するが、マクダビッド社の「フレックスカップ」という商品が、高さが他の製品の2倍程あり機能的にお勧め。
  5. フェース マスク/グラス  (必要度)★★☆☆☆
    顔面を防護するマスク、もしくはスポーツグラス。目をカバーするスポーツグラスは、度を入れられるものもあり効果を発揮。特に目は最悪失明する可能 性もあるので、危機管理の項目としたい。顔面全体を覆うマスクもあるが、見た目がイマイチなので、怪我を押してどうしてもプレーする必要 がある時程度でよかろう。